縁起の良い植物、千両、万両〜〜お金持ちにな〜る? 日本の伝統文化において、縁起の良い植物として「一両」「十両」「百両」「千両」「万両」をお正月に飾ることが知られています。





これらの植物は、見た目の美しさだけでなく、縁起を担ぐ意味合いからも大切にされています。特に「千両、万両、あり通し(一両)」を揃うことは大事です(1年通して、お金があるように)。日本の文化において、植物は自然とのつながりを感じさせる重要な要素でもあります。
十両、百両、万両は同じサクラソウ科ヤブコウジ属の植物です。識別点は以下のようです:
1)十両はもっとも矮小で、草丈は20cm前後、2−5個の花または赤い果実が数枚の葉の下にぶら下げます。葉は枝先に3−4枚輪生して、縁辺が細かい鋸歯があります。
2) 百両、樹高は20−100cmになり、分枝があります。葉は狭卵形、表面に光沢があり、縁辺には不明瞭で低い波状の鋸歯があります。葉腋に10個ぐらい花または赤い果実が下向きにつけます。
3) 万両、葉身は長楕円形、革質で縁辺に明瞭な波状の鋸歯があります。百両より枝分かれが少ない(1本立ち)、もっと多数の赤い果実が葉の下に幹を囲むようにつけます(写真参照)。熱海市周辺の照葉樹林の下にこの三種の自生する集団をよく見られます。万両は庭木としてよく栽培されているので、人家近辺の林道や雑木林に逸出(いっしゅつ)することもあり得ます。